ユウ(イウ)・はかりごと・みち(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

[字音] ユウ(イウ)
[字訓] はかりごと・みち

[金文]

[字形] 会意
(しゆう)+犬。(ゆう)の声がある。は〔説文〕十四下に「繹酒(えきしゆ)なり」とあって、神に供える酒。犬は犬牲。これを供えて神に諮(はか)り、その謀を定める。金文の〔宗周鐘〕に「(はかりごと)」、〔毛公鼎〕に「我がの小大の」のようにいう。〔説文〕にの字を収めず、(猶)をその字とする。漢碑に「良」「」のようにを用いる例があり、と通用したのであろう。

[訓義]
1. はかる、はかりごと。
2. みち、したがう。
3. えがく、すがたをえがく、え。
4. 猶と通用する。

[古辞書の訓]
名義抄 ミチ・ハカル・ハカリゴト・ノリ 〔字鏡集〕 ハカル・ワカシ・シタガフ・ヤム・タバカル・ヨシ・アヤマル・ノリ・ハカリゴト・ミチ語彙は猶字条参照。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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