フランチェスコ修道会(読み)フランチェスコシュウドウカイ(英語表記)Franciscan Order

デジタル大辞泉 「フランチェスコ修道会」の意味・読み・例文・類語

フランチェスコ‐しゅうどうかい〔‐シウダウクワイ〕【フランチェスコ修道会】

フランチェスコにより1209年に創立された托鉢修道会中世にはボナベントゥラドゥンス=スコトゥスウィリアム=オッカムらの学者輩出清貧を重んじ、日本には文禄2年(1593)伝道開始。フランチェスコ会。フランシスコ修道会

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精選版 日本国語大辞典 「フランチェスコ修道会」の意味・読み・例文・類語

フランチェスコ‐しゅうどうかい ‥シウダウクヮイ【フランチェスコ修道会】

カトリック修道会一つアッシジのフランチェスコが一三世紀初め、創立した修道会。フランシスコ会

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「フランチェスコ修道会」の解説

フランチェスコ修道会(フランチェスコしゅうどうかい)
Franciscan Order

「小さき兄弟会」ともいう。1209年アッシジのフランチェスコが創立した托鉢(たくはつ)修道会。23年ホノリウス3世が公認した。清貧,愛,勤労を旨とし,私財土地建物を所有せず,研学面ではオクスフォード大学を指導し,海外布教ではルブルクらを東洋に派遣した。13~14世紀に会則をめぐって分裂したが,ドミニコ修道会とともに新修道会運動の中心になった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「フランチェスコ修道会」の解説

フランチェスコ修道会
フランチェスコしゅうどうかい
Franciscan Order

聖フランチェスコが1209年に創設した托鉢 (たくはつ) 修道会
清貧を旨とし,修道僧修道院の財産所有を禁じ,労働と喜捨 (きしや) のみによる生活を主張。民衆教化・異教徒への布教のほか,プラトン主義神学の発展にも寄与し,聖ボナベントゥーラからオッカムに至る著名なスコラ哲学者を生み,教皇4名を修道会の中から出した。ドミニコ修道会と並ぶ中世末期の大修道会。

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