輩出（読み）はいしゅつ

精選版 日本国語大辞典

はい‐しゅつ【輩出】

〘名〙

① すぐれた人物が続いて世に出ること。立派な人材がつぎつぎと出ること。

※業鏡台（1394‐1428頃）祭薬師寺可山公文「功臣良将輩_二出一時_一駿厥声百世仰_レ之」

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉五「太平の持続するに従て碩儒輩出」 〔後漢書‐蔡邕伝〕

② 追随者や同調者などがつぎつぎと出てくること。

※授業編（1783）三「世に唐音をいふもの多く輩出し」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

はい‐しゅつ【輩出】

［名］(スル)すぐれた人物が続いて世に出ること。また、人材を多く送り出すこと。「逸材が輩出した時代」「各界に人材を輩出している名門校」
「幾多の女流を―して近代的特色のある写生句をうむに到った」〈杉田久女・大正女流俳句の近代的特色〉
[類語]出現・現れ・現出・実現・発祥・再現・発現・現れる・誕生・現前・具現・顕現・体現・示現・開示・発露・流露・出土・日の目を見る・表現・放出・排出・排水・排気・流出・続出・頻出・百出・新出・初出

出典　小学館

普及版 字通

【輩出】はいしゆつ

相次いであらわれる。〔後漢書、伝〕（封事）五事。～孝武の世、郡、孝を擧げ、賢良・學のり。是(ここ)に於て名臣輩出し、・武竝び興る。の人を得たるは、數路のみ。

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出典　平凡社「普及版 字通」