フォックス(チャールズ)(英語表記)Charles James Fox

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

フォックス(チャールズ)
Charles James Fox

1749~1806

イギリスの政治家。初めトーリ党議員として1768年に下院に入ったが,ノースによるアメリカ植民地に対する政策を批判し,改革を唱えてホイッグ党に接近し,82年,その内閣に参加。のちノースとの連立内閣を組織するなど変節を非難されたが,豊かな古典的教養と雄弁の才をもって大きな影響力を持った。フランス革命には一貫して同情寄せ,自由主義的立場から国内の反動的傾向を批判した。

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旺文社世界史事典 三訂版 の解説

フォックス(チャールズ)
Charles James Fox

1749〜1806
イギリスの政治家
1770年に21歳でノース内閣の海軍次官となったが,のち植民地政策でノースと対立して辞任。アメリカの独立を承認し,フランス革命を支持して対仏講和を主張した。死の翌年みずからが上程した奴隷貿易廃止法が成立した。

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