精選版 日本国語大辞典 「バリエーション」の意味・読み・例文・類語
バリエーション
〘名〙 (variation)
① 基本の形から少し変化したもの。変型。
※不思議な島(1923)〈芥川龍之介〉「その二つの標準に種種様様のヴァリエエションがある」
② 音楽のある主題や楽句が、さまざまに変化して反復される形式の曲。舞曲のシャコンヌやパッサカリアなど。変奏曲。
※浅草(1931)〈サトウ・ハチロー〉僕の浅草「楽燕の節をひねって、浪花節のバレエションをつくらうよ」
③ 生物学で、変異。
※生物の世界(1940)〈今西錦司〉五「野生の動物を捕へてきて、これを家畜化した場合に、いろいろな変異(バリエーション)が現はれてくる」
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