ナコン・パトム(読み)なこんぱとむ(英語表記)Nakhon Pathom

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナコン・パトム」の意味・わかりやすい解説

ナコン・パトム
なこんぱとむ
Nakhon Pathom

タイ中西部の都市バンコクの西方約60キロメートル、低平な平野から丘陵に移行する地域に位置し、タイ中西部の交通の要衝である。人口12万0818、同名の県の人口は81万5122(2000)。古くから先住民族モンが居住し栄えた土地で、多くの遺物が出土される。高くそびえる大仏塔は遠くからも望見でき多くの人々が巡礼に訪れる。低平な平野は米作に特化し、穀倉チャオプラヤー・デルタの一部である。丘陵は畑作に利用される。

[友杉 孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例