旺文社日本史事典 三訂版 「ドル‐ショック」の解説
ドル‐ショック
ドル防衛策の突然の発表は,戦後の国際通貨制度を支えてきたブレトン‐ウッズ体制の崩壊を意味した。各国の為替相場が混乱したため,1971年12月の10カ国蔵相会議で,円16.88%などの主要通貨の切上げを行った。これをスミソニアン協定または合意という。しかしこれも不安定で長続きせず,'73年主要国は変動為替相場制へ移行したため,スミソニアン体制も崩壊した。
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