チョン・キョンホア(読み)鄭 京和(英語表記)Chung Kyung-wha

現代外国人名録2016 「チョン・キョンホア」の解説

チョン・キョンホア
鄭 京和
Chung Kyung-wha

職業・肩書
バイオリニスト

国籍
韓国

生年月日
1948年3月26日

出生地
ソウル

学歴
ジュリアード音楽学校〔1967年〕卒

受賞
今年のスター賞(ミュンヘンチャイトン選定),レーベントリット国際コンクール第1位〔1968年〕

経歴
7人姉弟の4番目で、姉ミョンホアはチェロ奏者、弟ミョンフンは著名な指揮者。4歳でピアノを、6歳でバイオリンを始める。9歳でデビュー。1960年12歳のとき渡米。ジュリアード音楽学校でガラミアンの門下生となる。’68年ニューヨーク・フィルハーモニーと初共演、以来米国全土で100回以上の演奏会に出演。’70年アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団と共演して英国デビュー。その後、英国の著名なオーケストラと共演、また世界の主要オーケストラとも共演。’73年ザルツブルク音楽祭、’81年エディンバラ芸術祭に出演。レパートリーバッハの室内楽からストラヴィンスキーウォルトン協奏曲に及ぶ。ロンドンを拠点に活動。2005年9月、ゲルギエフ指揮のブラームス「ヴァイオリン協奏曲」の韓国での演奏会を降板、以降忽然と国際的舞台から姿を消す。原因は指の故障によるものだったが、2010年5月アシュケナージ指揮フィルハーモニア管とブラームス「ヴァイオリン協奏曲」を演奏し、奇跡復活を果たす。1971年より数度来日。2013年6月、15年ぶりに日本での復活リサイタルを開催。2015年来日ツアー開催。1992年国連薬物統制計画(UNDCP)親善大使。韓国のみならずアジアの世界的女性バイオリニストの先駆けとして知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報