ソ・ソウ(サウ)・あらい・なかがい(漢字)

普及版 字通 の解説


15画

[字音] ソ・ソウ(サウ)
[字訓] あらい・なかがい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は且(そ)。〔説文〕十上に「壯馬なり」とし、また「一に曰く、(そくわい)なり」(段注本)とあり、仲買人をいう。〔淮南子、氾論訓〕に「段干木(だんかんぼく)は晉國の大なり」とあり、大親分の意。馬の仲買で巨富を積んだのであろう。

[訓義]
1. よいうま、つよいうま。
2. あらい、おおきい。
3. なかがい、すあい。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 トキムマ・アラシ

[語系]
・粗tsaは同声。と粗とは通用の例もあり、声義が近い。の人には、粗豪の人が多かったのであろう。

[熟語]
駿
[下接語]
・巨・乗・吏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android