セン・きる・さく・たつ(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

(異体字)
27画

[字音] セン
[字訓] きる・さく・たつ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は專(専)(せん)。〔説文〕九上に正字をに作り、「截(き)るなり。斷と首に從ふ」(段注本)とし、またをあげ、「或いは刀に從ひ、專聲」とする。もと断首をいう字で、それより、切断の意となる。

[訓義]
1. きる、首をきる。
2. たつ、さく、肉を切りさく。
3. 専と通じ、もっぱら、ほしいまま。

[古辞書の訓]
名義抄 キル・サク 〔字鏡集〕 スクフ・タツ・キル・ケヅル・シノブ・ヒトシ・ナマシヒ

[語系]
)・斷(断)・段duanは同声。段は分段をなすように断截することをいう。tjiuanは〔説文〕四下に「斷つこと齊しきなり」とあり、また一本に「斷首なり」とあって、と同義とする。また(絶)dziuat、截dziatも声義近く、一系の語。

[熟語]

[下接語]
・親・繊・操・断・独

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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