スティーブンズ(Stanley Smith Stevens)(読み)すてぃーぶんず(英語表記)Stanley Smith Stevens

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

スティーブンズ(Stanley Smith Stevens)
すてぃーぶんず
Stanley Smith Stevens
(1906―1973)

アメリカの実験心理学者。ハーバード大学教授。聴覚実験から感覚尺度をつくる問題に取り組み、「フェヒナー法則」を経験的事実に適合するように現代化し、ベキ(冪)法則を提唱した。感覚の大きさは刺激の物理的大きさのn乗に等しい、というのがこの法則である。指数nの値は、線の長さとか明るさなどといった個々の感覚によって異なる。感覚尺度構成の理論における業績は高く評価されている。

[今井省吾]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android