サンチアゴ・デ・コンポステラ(読み)サンチアゴデコンポステラ

百科事典マイペディア の解説

サンチアゴ・デ・コンポステラ

スペイン北西部,ガリシア地方の宗教都市。11―12世紀のロマネスク様式聖堂があり,〈栄光の前廊〉のロマネスク彫刻群は有名。使徒ヤコブ(スペイン名サンチアゴ)の墓地に由来し,西欧最大の巡礼地。大学(1501年創立)がある。9世紀にアストゥリアス国王アルフォンソ2世がヤコブの墓の上に教会を建設したのが町の起源。旧市街は1985年世界文化遺産に登録。9万3000人(2006)。なお,この町への巡礼路もスペイン国内ルートが1993年,フランスからのルートが1998年に世界文化遺産に登録された。
→関連項目ガリシアサンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼路サンチョ・ガルセス[3世]巡礼フランスのサンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼路ヤコブ[大]

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