普及版 字通 「ゴウ(ガウ)(漢字)」の読み・字形・画数・意味
17画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は敖(ごう)。敖に倨傲の意がある。〔説文新附〕十二上に「聽かざるなり」、〔玉〕に「人の語を入れざるなり」とあり、人の言に耳をかさないことをいう。字はまた囂・(ごう)と通用する。
[訓義]
1. ききいれない、人のいうことをきかない。
2. 囂・と通じ、やかましい。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 弥々志(みみしへ) 〔字鏡集〕 ミミシヒ・キカズ
[語系]
ngieと磽・塙kheとは声義が近い。磽(こう)は〔説文〕九下に「石なり」、〔玉〕に「堅なり」とあり、塙(こう)は塙堅、抜くべからざるものをいう。はかたくなに人の言を拒否するもので、その声義に通ずるところがある。
[熟語]
▶・▶・屈▶・▶・取▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報