ケルパーシャフト(英語表記)Körperschaft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルパーシャフト」の意味・わかりやすい解説

ケルパーシャフト
Körperschaft

社団一定の目的のために結合した集団で,個々の成員をこえ,成員とは独立の存在となっているもの。ゲノッセンシャフトと対比的に用いられる概念団体と成員はおのおの独立の存在で,団体の目的以外の領域で成員が団体に拘束されることはなく,団体の意思多数決で決められる。西ヨーロッパでは,中世後期から都市ギルドツンフト,さらにまた都市共同体をはじめ多くの団体が,ゲノッセンシャフトからケルパーシャフトに性格を変えていったとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android