グレー(チャールズ)(英語表記)Charles Grey, 2nd Earl Grey

山川 世界史小辞典 改訂新版 「グレー(チャールズ)」の解説

グレー(チャールズ)
Charles Grey, 2nd Earl Grey

1764~1845

イギリスの政治家。1786年下院に入り,ホイッグ党員としてフォックス行動をともにした。93年議会改革を議会に提案したが,ピット(小)にはばまれた。1806年挙国一致内閣に入閣して海相,06~07年外相。07年父のあとを継いで貴族院に入り,30年ウェリントン内閣崩壊後首相(在任1830~34)となる。多年主張であった議会改革にとりかかり,翌年議会を解散,32年いったん総辞職後,新貴族創出の国王大権発動を要請して貴族院を威嚇し,選挙法改正を達成した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android