ピット
[一] (William Pitt, 1st Earl of Chatham
ウィリアム━、
ファースト=
アール=オブ=チェタム)
イギリスの政治家。
国務相として七年戦争遂行に専心し、植民地支配の拡大に努め、
大英帝国発展の基礎を築いた。一七六六~六八年連立内閣首相。通称、
大ピット。(
一七〇八‐七八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「ピット」の意味・読み・例文・類語
ピット(Pitt)
(William ~)[1708~1778]英国の政治家。通称、大ピット。七年戦争時代、国務相として戦争を指導。インド・北アメリカにおいてフランス勢力を打破し、大英帝国の基礎を固めた。
(William ~)[1759~1806]英国の政治家。通称、小ピット。の次男。24歳で首相となる。逼迫した財政を国債の処理と関税の軽減などによって再建。フランス革命に際しては、対仏大同盟を組織した。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ピット
「pit」は「穴」、「くぼみ」の意。記録面の凹凸部分にレーザー光を照射し、その反射光の光密度の変化によって記録された情報を読み取るCDにおいて、凹の部分をピット、凸部分をランド(land)と呼ぶ。CDでは、回転したCDのトラックに沿ってレーザーピックアップを移動させる。この際、レーザーピックアップから照射されたレーザー光は、ピットまたはランドに当たって反射し、ピックアップ内のフォトディテクタ(光検出器)に届く。このときピットまたはランドの平たんな部分では、レーザー光がそのまま反射され、反射光の光密度が大きいが、ピットからランド、あるいはランドからピットへの変わり目では、反射光が拡散され、光密度が小さくなる。フォトディテクタは、この光密度の変化を検出し、これを電気信号に変える。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
ピット
Pitt, Thomas
[生]1653.7.5. ドーセット,ブランドフォードセントメリー
[没]1726.4.28. バークシャー,スワローフィールド
イギリスの商人。ピット (大)の祖父。 1674年から東インド貿易に従事。特許状をもたなかったため,83年以降イギリス東インド会社に訴えられたが,94年和解して同会社に入り,97~1709年までマドラス知事。その間,01年マドラスで巨大な盗品ダイヤモンドを入手し,17年フランス王室に 13万 5000ポンドで売却したため,「ダイヤモンド・ピット」と呼ばれた。また下院議員をつとめた (1689,90,1710) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ピット
ぴっと
pit
くぼみまたは穴の意味であるが、普通には水道管や電線を土中に埋設するための角形の溝やU字形の溝をいう。コンクリートでつくられることが多く、前者を「配管ピット」、後者を「配線ピット」とよんでいる。またピットは、エレベーターの籠(かご)が停止する最下階の床面から下の穴の部分をさすこともある。機械工作のほうでは、溶接部表面に生ずる小さな穴の意味にも使われる。発生の原因は、水分、錆(さび)などによるといわれている。
[小原二郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ピット
株式会社トンボ鉛筆のスティックのりのブランド名。強力粘着タイプの「ピットハイパワー」、シワが出にくい「シワなしピット」、塗った部分が発色する「消えいろピット」などのシリーズがある。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報