クネンボ(九年母)(読み)クネンボ

百科事典マイペディア 「クネンボ(九年母)」の意味・わかりやすい解説

クネンボ(九年母)【クネンボ】

ウンシュウミカンに近い柑橘(かんきつ)。インドシナ原産。高さ4〜5mに達し,枝にはとげがない。花は白い。果実は扁球形で180g内外,濃いだいだい色で,果皮はやや厚いが,むきやすい。1〜2月に成熟芳香がある。甘味酸味が適度に調和北米改良栽培されたものにキングオレンジがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クネンボ(九年母)」の意味・わかりやすい解説

クネンボ(九年母)
クネンボ
Citrus nobilis

ミカン科の常緑低木。インドシナ原産。高さ約 3mミカンとよく似た3小葉の葉を互生する。径 6cmほどの球形の果実をつける。果皮は果肉から離れにくく,表面凹凸がある。香りは高いが味は薄い。日本では暖地に栽培される。

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