キョ・なんぞ・あに(漢字)

普及版 字通 の解説


12画

[字音] キョ
[字訓] なんぞ・あに

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(巨)(きよ)。〔説文新附〕三上に「ほ豈(がい)のごときなり」とあり、豈・・渠と声近く通用する。〔荘子、斉物論〕「庸(なん)ぞ吾が謂(いはゆる)知の、知に非ざるを知らんや」、〔漢書、高帝紀上〕「沛先づ關中の兵を破らずんば、(あ)に能く入らんや」のようにいう。〔経伝釈詞〕に(距)・鉅・・渠・遽を通用の字とする。

[訓義]
1. なんぞ、いかんぞ、なに。
2. あに。
3. とまる、いたる。

[古辞書の訓]
名義抄 タレカ・ナンゾ・ナニカ・アニ・イツハル・イタル・トドム・モシ・ミダリガハシ・イヅレ・アルイハ

[熟語]
・庸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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