カーン大学(読み)カーンだいがく

大学事典 「カーン大学」の解説

カーン大学[フランス]
カーンだいがく

フランスの北西部,バス=ノルマンディー地域圏に位置する。カーンはカルヴァドス県の県庁所在地で,「カン大学(フランス)」とも表記される。1432年にイングランド王ヘンリー6世によって設立された。1452年フランス王シャルル7世によって追認されており,フランスにおける古い大学の一つとされる。1944年,ノルマンディー上陸作戦最中に破壊されたが,当時の学長ピエール・ドールのプロジェクト管理下,建築家ヘンリー・バーナードの計画に従って48年に再建された。1957年に新大学として落成戦後の技術的な復興と都市大学としての生活空間を導入した新たなビジョンを発信している。現在のUFR(教育研究単位)は人文学,地理学,歴史学,現代外国学,法律と政治科学,経済経営学,心理学,スポーツ科学,薬学医学の10UFRによって構成されている。2013年の高等教育・研究法により,ノルマンディー大学・高等教育機関共同体(フランス)(COMUE)中核を担っている。学生数2万8390(2015/16年)
著者: 高橋洋行

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報