カク(クヮク)・かま(漢字)

普及版 字通 の解説


22画

[字音] カク(クヮク)
[字訓] かま

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(かく)。〔玉〕に「鼎なり」、〔淮南子、説山訓、注〕に「足るを鼎と曰ひ、足無きをと曰ふ」とみえる。これで煮ることを「る」という。

[訓義]
1. かま、足のない大きな鼎、ひらかなえ。
2. 煮殺す刑、亨、鼎

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加奈(かなへ)〔和名抄子 方言目に云ふ、比良賀奈倍(ひらかなへ)〔名義抄 カナヘ・ワカス・クサリ・ヒラナベ 〔字鏡集〕 カナヘ・ヒラナベ・カマノフタ・ワカス・クサリ

[熟語]

[下接語]
・金・牲・大・鼎・鉄・湯・斧・赴・羊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報