ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落(読み)ウワダン、シンゲッティ、ティシットおよびウワラタのふるいしゅうらく

世界遺産詳解 の解説

ウワダン、シンゲッティ、ティシットおよびウワラタのふるいしゅうらく【ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落】

1996年に登録された世界遺産(文化遺産)で、モーリタニアの内陸部にある。ウワダンシンゲッティティシットウワラタは、サハラ交易が盛んだった12世紀頃から、交易の中継基地としてラクダ隊商で賑わった町である。シンゲッティはイスラム教第7の聖地で、イスラムの光塔を備えたモスクがあり、その周りの狭い通りに中庭テラスを持つ家々が軒を連ね、西サハラ地方の遊牧民の伝統文化などを表している。この4つの町には、古い建造物が数多く残っているが、旧市街は砂漠に埋もれ、廃墟となりつつある。◇英名はAncient Ksour of Ouadane, Chinguetti, Tichitt and Oualata

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android