ほうほう(読み)ホウホウ

デジタル大辞泉 「ほうほう」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ほう

[副]物を続けざまに投げたり、打ったりする音や、そのさまを表す語。
「五つ六つ、―と投げ入れなどする」〈・三〇六〉

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精選版 日本国語大辞典 「ほうほう」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ほう

〘副〙
① 物を投げたりたたいたりする音、またはそのさまを表わす語。ぽんぽん。
落窪(10C後)一「居侍れとて、かさをほうほうと打てば」
② 梟(ふくろう)に類する鳥の鳴き声を表わす語。
御伽草子・雀の発心(室町時代物語大成所収)(室町末)「ふくろうの、〈略〉こすそふきのくらいにて、ほうほうと、したまひける」
③ 勢いよく息を吹きかけたり水蒸気の立ちのぼったりするさまを表わす語。
※土(1910)〈長塚節〉二五「ほうほうと威勢よく立って居る水蒸気(ゆげ)が」

ほう‐ほう

感動
① 鳥や獣などを追うときにいう語。
狂言記緡縄(1660)「『鳥を終に追ふて見た事が御ざりませぬ』『ほうほうといふて追ばよいわいやい』」
② 「ほう」を重ねて強めたいい方。

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普及版 字通 「ほうほう」の読み・字形・画数・意味

】ほうほう

草がよく茂るさま。〔詩、大雅巻阿〕鳳皇鳴きぬ 彼の高岡に 梧桐生ず 彼の陽に (せいせい) (ようよう)(かいかい)たり

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】ほうほう

鼓声。また、雲などの起こるさま。〔墨子、耕柱〕、(卜)兆の由(兆占)を言ふ。曰く、(う)けたり。たる白雲 一は南し一は北し 一は西し一は東す 九鼎り 三國にると。

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】ほうほう

気の盛んなさま。

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】ほうほう

繁茂するさま。

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】ほうほう

鼓の音のさま。

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】ほうほう

茂るさま。

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【烹】ほうほう

煮たもの。

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