精選版 日本国語大辞典 「感動」の意味・読み・例文・類語
かん‐どう【感動】
〘名〙
① 強い感銘を受けて深く心を動かすこと。
※性霊集‐一〇(1079)暮秋賀元興僧正大徳八十讚「糸竹金土、感二動鬼神一」
※太平記(14C後)四〇「和琴の調の間には鬼神も感動(カンドウ)するかとぞ覚えし」 〔礼記‐楽記〕
② 人の心を動かしてある感情を催させること。
※政教新論(1886)〈小崎弘道〉四「聊か人心を感動して之に幾分の満足を与へたる真理の一端と認むべきものを」
③ 他からの刺激に反応すること。作用を受けて動くこと。また、動かすこと。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「南方空気少しく異動あれば、其炎蒸の気流れて、直に加那他(カナダ)の地方まで、感動するに障碍なし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報