てけむ

精選版 日本国語大辞典 「てけむ」の意味・読み・例文・類語

て‐・けむ

(完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去推量の助動詞「けむ」の付いたもの) 過去に動作作用が完了していることを推量する。…したことだろう。…してしまっていることだろう。
万葉(8C後)一〇・二〇二七「我が為と織女(たなばたつめ)の其のやどに織る白たへは織り弖兼(テけむ)かも」
源氏(1001‐14頃)野分「きのふ風のまぎれに中将はみたてまつりやしてけん

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