しらん(読み)シラン

デジタル大辞泉 「しらん」の意味・読み・例文・類語

しら‐ん

[連語]《動詞「し(知)る」の未然形に打消しの助動詞「ず」の連体形の付いた「しらぬ」の音変化。終助詞的に用いる》疑問語に呼応して、疑問の意を表す。→かしらん
川岸かし問屋へ仕切を取りに出る筈だが、なぜねえ―」〈滑・浮世風呂・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しらん」の意味・読み・例文・類語

しら‐ん

連語〙 (「知らぬ」が文末にあって、終助詞のように用いられたもの)
① 助詞「か」の下に付いて、話し手の疑いの気持を表わす。→かしらん
② 疑問を表わす語を受けて、話し手の疑いの気持を表わす。
洒落本遊子方言(1770)発端「なぜおれを見て、見ない顔していくしらん」

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普及版 字通 「しらん」の読み・字形・画数・意味

蘭】しらん

よろいぐさ。香草。〔広雅、釈天〕天子は祭るに鬯(ちやう)を以てし、侯はを以てし、大夫を以てし、士はを以てし、庶人を以てす。

字通」の項目を見る

蘭】しらん

香草。と蘭。〔子、宥坐深林に生ずるも、人無きを以てしからざるに非ず。君子の學は、ずる爲にするに非ざるなり。

字通「」の項目を見る

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