しず菅(読み)しずすげ

精選版 日本国語大辞典 「しず菅」の意味・読み・例文・類語

しず‐すげ しづ‥【しず菅】

〘名〙 菅の一種。菅の小さなものか。
万葉(8C後)七・一二八四「橋立の倉椅川(くらはしがは)の河の静菅(しづすげ) わが刈りて笠も編まなく川の静菅」
[補注]どういう菅かについては諸説がある。(1)「下つ菅」で水の下にかくれてはえる菅とする説、(2)「石著菅(いしつきすげ)」で石についた菅とする説、(3)「倭文(しつ)菅」で、縞のある菅とする説、(4)神をしずめる菅とする説、など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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