ざあっと(読み)ザアット

デジタル大辞泉 「ざあっと」の意味・読み・例文・類語

ざあっ‐と

[副]
雨がいきなり強く降り出したり、水などが激しく流れ落ちたりするさま。「夕立ざあっとやってきた」「水をざあっとかぶる」「豆がざあっとこぼれる」
物事をおおまかにひととおり行うさま。ざっと。「とりあえずざあっと御説明します」
[類語]ざあざあしょぼしょぼしとしとぽつぽつぱらぱらばらばらがばがばごぼごぼじゃあじゃあざぶざぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ざあっと」の意味・読み・例文・類語

ざあっ‐と

〘副〙
① 雨が激しく降りそそぐ音、また、水などが勢いよく流れたり、物に当たったりする音、風が激しく木の葉を揺する音などを表わす語。
虞美人草(1907)〈夏目漱石一八「雨の音がざあっとする」
② 大ざっぱにひととおり行なうさまを表わす語。ざっと。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一一「どんな風に働いてゐられるか、ざあっと其状況を目撃さして頂けば沢山ですから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android