デジタル大辞泉
「がさがさ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
がさ‐がさ
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 干からびてこわばったものなどが、こすれ合って発する音を表わす語。「かさかさ(一)①」より、やや騒がしい音を表わす。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
② 乾いてあぶらけがなく、ざらざらしているさまを表わす語。
③ 落ち着きがなくて騒がしいさま、うるおいがなくて粗雑なさまを表わす語。
性質などのがさつなさまにいうことが多い。
※人情本・花筐(1841)三「例(いつも)この通り、がさがさした私が」
[2] 〘形動〙
① 乾いてあぶらけがなく、ざらざらしているさま。「しわだらけのがさがさの手」
※野分(1907)〈
夏目漱石〉四「桜の
落葉もがさがさに反り返って」
② 乱雑なさま。
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉中「がさがさに割られて尖り切った氷の
破片」
③
中身が少なくなり、すきまだらけできちんとしていないさま。「箱ばかり大きくて、中身はがさがさだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報