おおかみ(狼)座(読み)おおかみざ

改訂新版 世界大百科事典 「おおかみ(狼)座」の意味・わかりやすい解説

おおかみ(狼)座 (おおかみざ)
Lupus

略号Lus。南天の小星座。広いケンタウルス座の東寄りの部分が,ギリシア時代末期プトレマイオスの手で独立した星座になった。α星は2.9等,スペクトル型はB2,距離820光年,β星は2.8等,スペクトル型はB3,距離270光年,γ星は3.6等と3.7等の二重星だが0.″1しか離れていない。二重星,星団が多いがどれも暗い。概略位置は赤経15h0m,赤緯-40°,午後8時の南中は7月上旬。
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百科事典マイペディア 「おおかみ(狼)座」の意味・わかりやすい解説

おおかみ(狼)座【おおかみざ】

7月上旬の夕方,南の地平線近く見える星座。日本からは一部しか見えない。

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