うむ(読み)ウム

デジタル大辞泉 「うむ」の意味・読み・例文・類語

うむ

[感]
相手言葉を肯定したり承諾したりする語。「うむ、それもよかろう」
思い出したり気がついたりしたときに発する語。「うむ、そうであったか」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うむ」の意味・読み・例文・類語

うむ

〘感動〙
① 相手の意向了解、承諾したり、相手の言葉を肯定したりする気持を表わすことば。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉一二「応(ウム)とお言ひよ」
② 何か思い出したり気がついたりしたとき発することば。
※滑稽本・素人狂言紋切形(1814)上「『夫(それ)から能の間狂言(あひきゃうげん)をまねる男の、ソレ』『ウム烏勘左衛門(かんぜゑむ)か、そして』」
[補注]実際には、唇を閉鎖した鼻音。かなのウ、ムにはあたらない。

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