HFT(読み)エッチエフティー

デジタル大辞泉 「HFT」の意味・読み・例文・類語

エッチ‐エフ‐ティー【HFT】[high-frequency trading]

high-frequency trading》⇒高頻度取引

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「HFT」の解説

HFT

コンピューターのプログラムにより株の自動取引を行う「アルゴリズム取引」の一種。「ハイ・フリークエンシー・トレーディング」の頭文字をとったもので、日本では「超高速取引」「高頻度売買」「超高速売買」などと表現される。高速処理のコンピューターを駆使してミリ(1000分の1)秒単位で膨大な売買小口売買を行い、わずかな価格差を利用して利益を得ようとするもの。対象は株式だけでなく、外国為替や各種先物取引など多伎にわたる。2008年には、大手ヘッジファンドが、HFTを行う関連会社を通じて約10億ドルの利益をあげていたことが判明。11年には、HFT投資家が欧米を中心に200社を超えたとされ、米国ではHFTが原因とされる株式急落が度々発生している。13年5月に始まった日本の株価乱高下一因とも分析されている。

(2013-5-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android