CSTO(読み)シーエスティーオー(英語表記)CSTO

デジタル大辞泉 「CSTO」の意味・読み・例文・類語

シー‐エス‐ティー‐オー【CSTO】[Collective Security Treaty Organization]

Collective Security Treaty Organization》旧ソ連構成諸国による安全保障領土保全を目的とする条約機構。1992年に集団安全保障条約(CST)として成立、2004年に同機構に発展。最高意思決定機関の集団安全保障会議は加盟国の首脳により構成される。ロシアアルメニアベラルーシカザフスタンキルギスタジキスタンの6か国が加盟(2023年現在)。集団安全保障条約機構。→CIS
[補説]ワルシャワ条約機構解散後、旧社会主義諸国が相次いでNATOナトー北大西洋条約機構)に加盟したため、周辺地域への影響力を保持し、NATOに対抗するため、ロシアを中心として設立されたもの。かつてはウズベキスタンアゼルバイジャンジョージアも参加していた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android