カザフスタン共和国(読み)カザフスタン(英語表記)Kazakstan/〈英〉Kazakhstan

デジタル大辞泉 「カザフスタン共和国」の意味・読み・例文・類語

カザフスタン(Kazakstan/〈英〉Kazakhstan)

中央アジアの国。正称カザフスタン共和国。西はカスピ海に、東は中国に接する。首都アスタナ。1991年ソ連邦の解体に伴い独立大部分ステップ地帯で、牧畜農業が盛ん。地下資源も豊富。人口1900万(2021)。旧称カザフ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カザフスタン共和国」の意味・読み・例文・類語

カザフスタン‐きょうわこく【カザフスタン共和国】

(Kazakhstan) 独立国家共同体(CIS)を構成する共和国の一つ。カスピ海の北東方、中央アジアのステップ地帯に位置する。首都はアスタナ。CIS有数の炭田油田、銅鉱山があり、重工業食品工業発達。旧称、カザフ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カザフスタン共和国」の解説

カザフスタン共和国(カザフスタンきょうわこく)
Qazaqstan Respublikasï

1991年のソ連崩壊により独立した中央アジアの国。14の州と首都アスタナ市(旧アクモラ。97年に遷都),旧首都アルマトゥ市からなる。民族構成はカザフ人53%,ロシア人30%など。カスピ海周辺の石油資源が有望で,農業と金属産業(カラガンダ州に巨大製鉄所がある)も規模が大きい。元共産党第一書記のナザルバエフ大統領は当初改革派といわれたが,95年に憲法を作り直して権限を拡大し,反対派を抑えている。また旧ソ連諸国の連携強化など外交活動が活発。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android