デジタル大辞泉
「黐鳥の」の意味・読み・例文・類語
もちどり‐の【×黐鳥の】
[枕]とりもちにかかった鳥が飛び立てないところから離れにくい意の「かからはし」にかかる。
「―かからはしもよ行くへ知らねば」〈万・八〇〇〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
もちどり‐の【黐鳥の】
枕 鳥もちにかかった鳥が、それから離れがたいように、の意で、「かから
わし」にかかる。
※
万葉(8C後)五・八〇〇「
父母を 見れば尊し
妻子(めこ)見れば めぐし愛
(うつく)し 世の中は かくぞことわり 母智騰利乃
(モチドリノ) かからはしもよ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報