黄枯茶・黄唐茶(読み)きがらちゃ

精選版 日本国語大辞典 「黄枯茶・黄唐茶」の意味・読み・例文・類語

き‐がらちゃ【黄枯茶・黄唐茶】

〘名〙
染色の名。うすい藍色(あいいろ)を帯びた茶色黒みがかった濃い橙色。丁子(ちょうじ)を煎(せん)じた汁に少量の鉄分灰汁(あく)を加えて発色させる。丁子色
浮世草子日本永代蔵(1688)二「独りの娘に黄唐茶(キカラチャ)ふり袖菅笠を着せて」
歌舞伎好色芝紀島物語(1869)五幕「なにきがら茶(チャ)だ、それは何より結構だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android