麻績村(読み)おみむら

日本歴史地名大系 「麻績村」の解説

麻績村
おみむら

面積:三三・八三平方キロ

東は坂井さかい村、西から南は坂北さかきた村に接し、北はひじり高原を越えて、更埴こうしよく市と更級さらしな大岡おおおか村に接する。北に聖山(一四四七・五メートル)を負い、村の中を東西に麻績川が流れ平地をつくっている。

江戸時代は麻績宿を中心に栄えたが、麻績組のうち麻績町・矢倉やぐら市野川いちのかわ下井堀しもいぼり野口のぐちの五ヵ村が、明治八年(一八七五)一月に合併して麻績村をつくり、昭和三一年(一九五六)日向ひなた村と合併、現在に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「麻績村」の意味・わかりやすい解説

麻績〔村〕
おみ

長野県北部筑摩山地の中央部にある村。 1889年成立。 1956年日向村と合体。村名は平安時代からの郷名に由来する。北部にある聖山付近の猿ヶ馬場峠越えは近世北国西街道難所で,中心集落はその宿場集落として発展した。聖山一帯は 1963年から観光開発が進められ,聖高原スキー場が開設された。聖山高原県立自然公園に指定。 JR篠ノ井線,国道 403号線が通り長野自動車道インターチェンジがある。面積 34.38km2人口 2593(2020)。

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