麻手(読み)あさで

精選版 日本国語大辞典 「麻手」の意味・読み・例文・類語

あさ‐で【麻手】

〘名〙 麻。麻布
万葉(8C後)四・五二一「庭に立つ麻手刈り干し布さらす東女を忘れたまふな」
千載(1187)恋三・七八九「あさでほすあづまをとめのかやむしろしきしのびてもすぐす比かな〈源俊頼〉」
[語誌]「あさで」の「で(て)」については、接尾語で、材料を表わすとする説、麻の葉は人の手をひろげたような形であるところから「手」の意とする説、「麻栲(あさたへ)」の「たへ」が変化したものとする説、などがある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「麻手」の解説

麻手 (アサデ)

植物。麻の別称

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