鶴賀新内(2代) つるが-しんない
1747-1810 江戸時代中期-後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
延享4年生まれ。初代鶴賀若狭掾(わかさのじょう)の門人。加賀歳(かがとし),若歳をへて2代新内をついだ。美声と鼻にかかった節おとしで人気を博す。安永のころから鶴賀系も,同系の富士松系,豊島系も,ともに新内節とよばれるようになった。文化7年7月4日死去。64歳。作品に「藤蔓(ふじかずら)恋の柵(しがらみ)」「二世の環襷(たまだすき)」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
鶴賀新内(2代)
没年:文化7.7(1810)
生年:生年不詳
江戸後期の新内節の太夫。初代新内は初代鶴賀若狭掾の門弟だが,普通新内の代数には数えない。2代目は初代若狭掾の高弟鶴賀斎の弟で目が不自由だった。初名加賀歳,若歳を経て2代目新内となる。特異な「節おとし」(終了感を与える一節の語り口)が好評で,安永6(1777)年ごろから新内節が流行するようになった。
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報