鳥威(読み)とりおどし

精選版 日本国語大辞典 「鳥威」の意味・読み・例文・類語

とり‐おどし【鳥威】

〘名〙
田畑農作物を食い荒す鳥をおどして追い散らすしかけ。案山子(かかし)鳴子(なるこ)などの類。とりおどろかし。鳥追い。《季・秋》 〔俳諧・山の井(1648)〕
② (案山子は弓矢を持っているところから) 弓矢をあざけっていう語。
浄瑠璃妹背山婦女庭訓(1771)四「わり様たちもその鳥威(ヲドシ)放すが最後、とつかまへて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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