精選版 日本国語大辞典 「魂消」の意味・読み・例文・類語
たま‐・げる【魂消】
〘自ガ下一〙 (「げる」は「きえる」の変化したもの) 肝をつぶす。驚く。びっくりする。仰天する。たまぎる。たまがる。
※俳諧・広原海(1703)一五「巻台の古人たまげん高欠び」
たま‐ぎ・る【魂消】
[1] 〘自ラ四〙 =たまげる(魂消)
※高野本平家(13C前)四「主上夜々おびえたまぎらせ給ふ事有りけり」
[2] 〘自ラ下二〙 =たまげる(魂消)
※山家集(12C後)下「いとほしやさらに心のをさなびてたまぎれらるる恋もするかな」
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