普及版 字通 「髻(漢字)」の読み・字形・画数・意味
髻
16画
[字訓] たぶさ・まげ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は吉(きつ)。吉は聖器の鉞頭(士)で祝詞の呪能を守る意で、詰・結の意がある。〔説文新附〕九上に「髮を(す)ぶるなり」とあり、結髪を髻、結髪して飾(しんしよく)を加えることを髻華という。
[訓義]
1. たぶさ、まげ、わげ。
2. 国語の「みづら」にあてて用いる。
3. 結・と通じて用いる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕髻 伊太々(いただき)〔和名抄〕髻 毛斗々利(もとどり)〔立〕髻 モトドリ・カミ
[語系]
髻・結kyet、()keatは声義近く、kyeiも関係のある語。(かい)は〔説文〕に「(しん)にて結ぶなり」とみえる。
[熟語]
髻▶・髻雲▶・髻荷▶・髻角▶・髻鬟▶・髻根▶・髻釵▶・髻子▶・髻▶・髻▶
[下接語]
雲髻・仮髻・花髻・峩髻・丸髻・義髻・玉髻・小髻・髻・翠髻・両髻
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報