骨格・骨骼(読み)こっかく

精選版 日本国語大辞典 「骨格・骨骼」の意味・読み・例文・類語

こっ‐かく【骨格・骨骼】

〘名〙
① 動物の体を支え、体形をつくっている堅固な器官。多くの場合筋肉が付着して運動器官となる。体の外部にある外骨格と、体の内部にある内骨格とに分けられる。また、脊椎動物の体を構成している内骨格の骨組をもいう。〔運歩色葉(1548)〕
草枕(1906)〈夏目漱石〉七「人体の骨格に就ては、存外視覚が鋭敏である」 〔呉融‐献荊南成相公詩〕
品格風格格調
※中華若木詩抄(1520頃)上「竹は〈略〉梅と松とに、骨格がをとらぬ者也」
物事の全体を支える構造や仕組み。骨組み。
徳田秋声(1953)〈平野謙〉「作者はこの長篇の骨骼(コッカク)を築きあげたのである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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