品格(読み)ひんかく

精選版 日本国語大辞典 「品格」の意味・読み・例文・類語

ひん‐かく【品格】

〘名〙
① 物の性質のよしあしの程度品柄品質。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔韓愈‐画記〕
身分や位・格式
台記‐康治二年(1143)正月一二日「乍両人、本鳥乱如童云々、如此品格人、刃傷人、我朝未曾有事也」
品位気品
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「何となく品格のない男」

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デジタル大辞泉 「品格」の意味・読み・例文・類語

ひん‐かく【品格】

その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。「品格が備わる」
[類語]品位気品風格格調沽券気位ひと人柄為人ひととなり人物人格器量度量うつわにん人間性品性人間徳性人品正格公式正則正統正調本式本格的正規正式格式おおやけ公的正しい本物儀礼礼法礼式礼儀風儀作法よそ行き格式張る折り目正しいフォーマル本格本筋まっとう正道本道本流主流中正至当合理的合法的押しも押されもせぬれっきとちゃんとまとも道理道理至極腰を入れる本腰本腰を入れるレギュラーオーソドックスプロパー

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普及版 字通 「品格」の読み・字形・画数・意味

【品格】ひんかく

品位。品性。〔鶴林玉露、丙一、花〕洛陽の人は牡丹を謂ひてと爲し、の人は棠(かいだう)を謂ひてと爲す。~亦た歐陽・司馬するの如き、復(ま)た其の名字號を指さざるも、其の品格超にして、始めて此れに當つべし。

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