馬止・馬留（読み）うまどめ

精選版 日本国語大辞典

うま‐どめ【馬止・馬留】

〘名〙 江戸時代、街道の宿駅で、往来が激しいために人馬が不足し、一時駄馬などを用いることができなくなる状態。また、出水のために馬の川越えを禁止すること。馬越止。

※天保年中土佐藩山地某手記江戸勤番日記（1830‐44）「大雨にて物部川（土佐国）出水、川止にて止宿。〈略〉同六日、沖津へ参候処、馬止にて駄荷さし止、今日止宿」

出典　精選版 日本国語大辞典