馬尾蜂（読み）バビホウ

デジタル大辞泉

ばび‐ほう【馬尾蜂】

⇒うまのおばち

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

うまのお‐ばち うまのを‥【馬尾蜂】

〘名〙 コマユバチ科のハチ。体長二センチメートル内外で黄赤色。前ばねに三個、後ばねに一個の黒斑がある。雌は約一五センチメートルもある細長い産卵管により、樹幹中にすむカミキリムシ類の幼虫に産卵。幼虫は寄生して越冬し、翌春、羽化する。本州、四国、九州に分布。〔重訂本草綱目啓蒙（1847）〕

ばび‐ほう【馬尾蜂】

〘名〙 「うまのおばち（馬尾蜂）」を音読した語。〔日本昆虫学（1898）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

馬尾蜂 (ウマノオバチ)

学名：Euurobracon yokohamae
動物。コマユバチ科の昆虫

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」

世界大百科事典（旧版）内の馬尾蜂の言及

【ウマノオバチ】より

…膜翅目コマユバチ科に属する寄生バチの1種（イラスト）。馬尾蜂（ばびほう）とも呼ばれる。ウマの尾のように長い産卵管をもっていることから由来した名まえであろう。…

※「馬尾蜂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」