精選版 日本国語大辞典 「首玉・頸玉」の意味・読み・例文・類語
くび‐たま【首玉・頸玉】
〘名〙
① 古代の首飾りの玉。
② 犬、猫などの首にかける環。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※日本橋(1914)〈泉鏡花〉五「緋の首玉(クビタマ)した小猫が、ちろちろと鐸(すず)を鳴らして」
③ くび。くびすじ。くびったま。
※浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)四「白犬一疋尾をふって、箱の鮓をねらひ付、くはへる所を又六どっこいとくび玉をさへ」
くびっ‐たま【首玉・頸玉】
〘名〙 (「くびたま(首玉)」の変化した語) くびすじ。くび。
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