風色（読み）フウショク

デジタル大辞泉

ふう‐しょく【風色】

眺め。景色。風景。
「満庭の―碧紗に包まれたらん如く」〈樗牛・滝口入道〉
[類語]景色・風景・風光・景けい・景観・景色けいしょく・景趣・眺望・眺め・見晴らし・パノラマ・風物・近景・遠景・美観・壮観・大観

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ふう‐しょく【風色】

〘名〙

① 天候。天気。〔盧照鄰‐至陳倉暁晴望京邑詩〕

② 風光。風景。景色。

※咄本・一休咄（1668）四「拝殿によぢのぼり、四方(よも)の風色(フウショク)をながめてましましける所へ」 〔何遜‐暮秋答朱記室詩〕

③ ようす。ありさま。ふぜい。

※二曲三体人形図（1421）「二曲より三躰足蹈曲に至まで連花風色を露す也」

かぜ‐いろ【風色】

〘名〙 ＝かぜ（風）の色

※俳諧・三冊子（1702）赤双紙「風色やしどろに植ゑし庭の萩」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【風色】ふうしよく

ようす。

字通「風」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」