眺望(読み)ちょうぼう

精選版 日本国語大辞典 「眺望」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぼう テウバウ【眺望】

〘名〙 遠く見わたすこと。また、見わたしたおもむき。みはらし。ちょうもう。悵望
本朝麗藻(1010か)上・暮春与右金吾眺望施無畏寺上方〈藤原伊周〉「此時眺望忘帰路、暫作騰々閑放人
源平盛衰記(14C前)四〇「峠に上給へば、眺望(テウバウ)殊に勝たり」 〔礼記月令

ちょう‐もう テウマウ【眺望】

〘名〙 (「もう」は「望」の呉音) =ちょうぼう(眺望)〔明応本節用集(1496)〕

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デジタル大辞泉 「眺望」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぼう〔テウバウ〕【眺望】

[名](スル)遠くを見わたすこと。また、見わたしたながめ。見晴らし。「眺望がきく山頂」「屋上から市街眺望する」
[類語]展望見晴らし見通し一望概観望遠景色風景風光風色ふうしょくけい景観景色けいしょく景趣眺めパノラマ風物近景遠景美観壮観大観

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普及版 字通 「眺望」の読み・字形・画数・意味

【眺望】ちようぼう(てうばう)

遠く見渡す。宋・劉克荘〔賀新郎、唐伯玉の奏稿に跋す〕詞 但だ一片 丹心故(もと)の如し (さいは)ひに越臺の眺に堪(た)ふるり (か)の中原 已に安なること(な)きや否や 風色惡しく 

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