風入(読み)かぜいり

精選版 日本国語大辞典 「風入」の意味・読み・例文・類語

かぜ‐いり【風入】

〘名〙 風の吹き通ること。風通し。かざいり。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中「彼処(あすこ)が一番風入(カゼイ)りが善くって涼う御座いますからサ」

かざ‐いれ【風入】

※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉七月暦「虫干といって宝物の風入(カザイレ)を行ふが普通で有るが」

かぜ‐いれ【風入】

〘名〙 部屋衣服書物などに風を入れて湿気を去ること。むしぼし。かざいれ。《季・夏》
多聞院日記‐天正九年(1581)六月一四日「抄物風入。本尊同上」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android