宝物(読み)ほうもつ

精選版 日本国語大辞典 「宝物」の意味・読み・例文・類語

ほう‐もつ【宝物】

〘名〙 たからとして珍重するもの。たからもの。ほうぶつ。
古事談(1212‐15頃)一「鳥羽法皇登山御幸之時、前唐院宝物御覧之時」
日葡辞書(1603‐04)「Fômot(ホウモツ)〈訳〉偶像寺院財宝」 〔魏志‐甄皇后伝〕

たから‐もの【宝物】

〘名〙 宝とされる物。たから。ほうもつ。
書紀(720)白雉五年七月(北野本南北朝期訓)「西海の使等が唐国天子奉対(まうむかひ)て多に、文書(ふみ)宝物(タカラモノ)得たるを褒美て」

ほう‐ぶつ【宝物】

〘名〙 =ほうもつ(宝物)色葉字類抄(1177‐81)〕
義経記(室町中か)五「太刀は聞ゆるほうぶつなり」

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デジタル大辞泉 「宝物」の意味・読み・例文・類語

たから‐もの【宝物】

宝として珍重する物品。財宝。ほうもつ。
[類語]財宝財物財貨家宝至宝秘宝国宝

ほう‐もつ【宝物】

たからもの。宝とされる物。

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普及版 字通 「宝物」の読み・字形・画数・意味

【宝物】ほうもつ

宝もの。

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